HDL-G backup

Linux

IO DATA 社製 NAS で Giga LANDISK の HDL-G シリーズを、ファイルサーバとして(普通に)使っていました。
ARMアーキテクチャ系の XScale 上で動いている Linux で、ハードウェアのスペックとしても後継モデルよりも高性能な事で知られています。


サーバ機器を放出してしまったので、一台くらい x86 以外で Linux 機があった方が良いと思い設定しました。
VMware 上の Slackware 11 から USB-ATA 変換を使用し USB ディスクとして認識させ作業を実施しました。
備忘録として手順をまとめました。


まずは製品としての元データをバックアップ、手順は以下

1. パーティション情報と起動に必要な領域をバックアップを取得

# sfdisk -d /dev/sdc > sdc.sfdisk
# dd bs=`expr 512 \* 63` if=/dev/sdc1 of=./sdc1.dd
# dd bs=`expr 512 \* 63` if=/dev/sdc2 of=./sdc2.dd
# dd bs=`expr 512 \* 63` if=/dev/sdc5 of=./sdc5.dd

# cat sdc.sfdisk
# partition table of /dev/sdc
unit: sectors

/dev/sdc1 : start=       63, size=   417627, Id=83
/dev/sdc2 : start=   417690, size=   819315, Id=83
/dev/sdc3 : start=  1237005, size=  1060290, Id=82
/dev/sdc4 : start=  2297295, size=310279410, Id= 5
/dev/sdc5 : start=  2297358, size=   417627, Id=83
/dev/sdc6 : start=  2715048, size=309861657, Id=83

2. 手元にあった 2.5インチ HDD である IBM Travelstar12GN (DARA-206000/6GB/4200rpm/$512K) から起動できるようにパーティション情報を修正

# cat sdc.sfdis_12gn
# partition table of /dev/sdc
unit: sectors

/dev/sdc1 : start=       63, size=   417627, Id=83
/dev/sdc2 : start=   417690, size=   819315, Id=83
/dev/sdc3 : start=  1237005, size=  1060290, Id=82
/dev/sdc4 : start=  2297295, size=  9430155, Id= 5
/dev/sdc5 : start=  2297358, size=   417627, Id=83
/dev/sdc6 : start=  2715048, size=  9012402, Id=83

3. パーティション情報と起動に必要な領域を書き戻し

# sfdisk /dev/sdc < sdc.sfdisk
# dd bs=`expr 512 \* 63` if=sda1.dd of=/dev/sdc1
# dd bs=`expr 512 \* 63` if=sda2.dd of=/dev/sdc2
# dd bs=`expr 512 \* 63` if=sda5.dd of=/dev/sdc5

# mke2fs -j /dev/sda6
# mount /dev/sda6 /mnt/hd
# cd /mnt/hd
# mkdir -p share/disk
# mkdir -p spool/samba

4. HDL-G に 2.5インチ HDD を戻して起動

無事に起動できました。ほとんど先人の方々の情報を参考にしました。ありがとうございます > 先人の方々
これで安心して Debian 化の作業に移れます。